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ロールプレイ研修

大学病院で講習を受けた。
「ボランティアとコミュニケーション」という議題で、参加者はその病院で活動しているボランティア、講師はその病院でソーシャルワーカーを務めた後、現在は他の大学で教鞭をとっておられる方。

20人弱くらいの参加者が、円形に並べられた椅子の順に簡単な近況報告。
久しぶりに会う仲間もいて、最初から賑やかである。
その後、自分が日頃「なんだかうまくいかないなあ」と感じるコミュニケーション場面はどんなものか、話し合って課題を探した。
ボランティアに来ていて、患者さんをどのタイミングで手助けすればいいのか分からないとか、最近子供の口数が少なくて意思の疎通がうまくいかないとか。

今回はSST(ソーシャル・スキルズ・トレーニング)、認知行動療法という手法から、ロールプレイで課題を検討するそうだ。
SSTのルールがまず説明された。
◆いつでも練習から抜けることができる。
◆いやなときは「パス」できます。つまりお互いに無理強いはしない。
◆他の人の良いところを褒めましょう。
◆良い練習になるよう、他の人を助けましょう。
◆質問はいつでもどうぞ。
◆席を外す時には、ちょっと断ってから。

いくつかの課題のうち、私が出した「図書室で、ルール(飲食禁止・撮影禁止)を守っていない人に注意するのがためらわれる」というものが取り上げられた。

私以外の人にロールプレイの役割を講師がお願いする。
司書、ルールを守っていない(この場合は資料を写メろうとしている設定)利用者、その他の利用者、注意するボランティアの役がその場で割り振られた。

まずは大ベテランのボランティアが注意役。
流石の対応である。
一通り演技(?)してもらった後、ほかの参加者が感想を言う。もちろん、ルール通り美点をほめる。
姿勢を低くして、座っている利用者に目線を合せていた。
声を小さめにした。
「恐れ入りますが…」と最初に付けた。
「コピー機をご利用いただけます」と禁止だけではなく代替手段を提案できた。
というあたりが高評価。

もうお一人、これまた大ベテランが注意役に指名された。
「私そんなことできません。こういう時は司書の方にお願いします。」
なんと!
そう、これも大正解。
ボランティアなのだから、無理だと思うことは「無理です」といえばいいのだ。
スタッフだって、トラブルになりそうなら警護係とか上司を呼ぶのだから。
その場になると「自分がやらねば!」と視野狭窄になりがちではあるが、自分にできる範囲を見失わないことは(自分以外の人にとっても)大切なことなのです。

その後私も普段のやり方で演技し、「最後に『ご協力ありがとうございました』と付けたのがいい」と褒めていただいて、気を良くしました。
こうやって「外に」出してみると、普段何となくモヤモヤしていた部分がはっきりして楽になる。
ロールプレイすることで客観視できると解決できるという仕組みなのでしょうね。
他の方のやり方や考えも参考になって、勉強になりました。


生きとし生けるものが幸せでありますように。

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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
女性。
ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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