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誰がそれを好んでいるのか

《二日目のまた続き》

食事にゴーヤチャンプルーを作った。
普段苦みのあるものはあまり好まないし、冬にウリ類は全く食べたくならないが、暑くなってゴーヤの出盛りになるとおいしく感じるようになる。

ティーツリーという木からとれるアロマオイルがある。
ローズやグレープフルーツのように誰にでも好まれるという香りではなく、樟脳を思わせる香りだ。アメリカで生活していた人が「これ、病院のにおいよね」と言っていた。
しかし私はとても好きで、なくなるたびに買い足してはハンカチやディフューザーに垂らしてクンクン嗅いでいた。もう10年近く前のことだ。

ある時皮膚科を変えたら「歯科金属にアレルギーを起こしているから、歯の詰め物とかぶせ物を全部除去してもらって」といわれた。仰せのままに歯科通いが始まり、途中予期しなかった処置が必要になったりして完全除去には一年近くかかったが、無事にすべて取り除いてもらった。
最後の処置が終わってから三日後、急に全身の皮膚の色が変わった。アレルギーによる赤みが引いて、肌が肌色になった。(ただし完治したわけではない。今日にいたるも様々なアレルゲン除去と生活の工夫は続けている)
そしてそのころを境に、ティーツリーに全く関心がなくなった。

瓶のふたを開けても、それまで感じていたうっとりするような気持ちよさ、「これこれ!」という体が飛びつくような感じ、いつまででも嗅いでいたい安らぎが失われ、ただのツーンとする地味なにおいにすぎなくなってしまった。
それ以来ティーツリーは一本も買っていない。

私が意志と思考によって取り込むものを選び、それによって体を作っていると考えているが、実は私の意志や思考は体によってつくられているのではないか。
そう思えること、探してみるとあるように思う。

生きとし生けるものが幸せでありますように
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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
女性。
ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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