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8ステップマインドフルネス勉強会5

(続きです)

先ほど宝くじの話題が出ていたが、期待が大きいほど外れた時のショックは大きい。
この、期待を作り出す「欲」をなくしていこうというのが「はじめに」に書かれた「幸せのもと」の内容である。

ブッダは幸せをいくつかのカテゴリーに分類され、「劣った幸せ」から「最も高いレベルの幸せ」まで、順番に説かれました。(p24)

(以下、本文から要約)
「劣った幸せ」
感覚器官の楽しみ(眼耳鼻舌身意に対する欲)→世俗の楽しみ(文化や娯楽、健全な家庭や社会生活、正直で倫理的な態度)
これらは不安定で、条件に依存しているので、苦痛を伴う。

「高いレベルの幸せ」
離欲の幸せ(世俗の事から離れる、施す→悪い感情から離れる)
深い集中に入った時に得られる洗練された幸せ(※ただし禅定の楽に耽ってはならない)

「最も高いレベルの幸せ」
覚りに達したときの幸せ

こういう一覧を見て、自分の欲の度合いがどのあたり確認してみる。
しかし、これだけ見ると高いレベルの幸せは素晴らしいが、我々は世俗で生きているので出世間的な事ばかり考えていてもおかしなことになって、幸福にはならない。
大切なのはバランスで、世俗の生活を無視することではないし、それはできないことだ。
外の世界が間違っている、他人を正したいと思うと危険である。
そういう思いを持つことは、仏教をやる人の成長過程として誰にでも起こってくることではあるが、それに気づくか気づかないかは重要である。
自分が頑張って、頑張ろうとすればするほどそういう思いにぶつかってくるかもしれない。

ここに集っている人たちはそうではないと思うが、中には世俗から離れて瞑想の世界に浸りたいという人が出てきて、普通の生活が難しくなってしまうことがある。
ブッダは世俗の生活の中でも幸せに暮らせる法(戒、離欲、慈悲など。具体的には『六方礼教(シンガーラ教戒経)』など参照)を教えていて、それに従えば他者と調和を保って暮らしていけるのに、そちらが見えなくなってしまう人たちがいる。
他人が変わってくれたらうれしいが、(こちらから働きかけて思うように)変えることはできない。


「基本的に、明るく実践できるといいですね。今日集まった皆さんはすごく実践されているなあと思いました」と出村さんは最後におっしゃっていた。

今回は「だ・である」調の文体で書いたのでごつごつした印象になってしまいましたが、出村さんは全体を見回して全員から発言を引き出すよう配慮され、質問にも柔らかく受答えされて、とても優しい印象の方でした。
(先生呼ぶべき壇上ではなく、参加者と同じところに立ってくださる方だったので、今回のレポートではさん付けで失礼しました。)
また、自分や他の方がテキストを音読するのを聞き、他の方の実践やその成果を聴くことで、仏教についての自分の理解が再検討され深まる良い機会が得られたと思います。

この続きの勉強会も開催されるかもしれないとのことで、気になる方は湘南ダンマサークルさんまでお問い合わせください。
湘南ダンマサークル公式ブログ
https://ameblo.jp/shonan-dhamma

出村さん、湘南ダンマサークルの皆さん、ご同席の皆さんに感謝いたします。

(この項終わり)

生きとし生けるものが幸せでありますように。

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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
女性。
ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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