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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート14

(続きです)

正念…「正しい気づき」
今ここで心身に起こっていることをありのままに自覚する。
心もいろんな動きをします。
そこに通底する性質を見きわめる。
無常ならば、どんなものでもしばしとどまっては消えていくというように。
そのような動きをありのままに繰り返し見てゆくということです。
やっていくうちにわかっていきますので、あせらず急がず、一つずつ丁寧に見ていってください。

正定…「正しい心の安定」
プリントには「男性的な確固たる心の安定性と女性的な深い包容力を兼ね備えた成熟した『受容力』」と書きましたが、外界にはどんなことも起きるし、もちろん内面にもいろんな現象が起こってきます。
でも動揺することなくそこにいられる、大きな心の器を作っていく。
深くて強い心で受け入れてゆけるようなものを心身において育てていきます。

以上8つを作るのが正しい道で、そのmapのご紹介でした。

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それでは今からそのための精進、瞑想実践を行っていきます。
まずは手動瞑想。

背筋は伸ばして筋肉はリラックス、グニャグニャでもガチガチでもなく、全体に調和させてください。

武道なんかで「先の先」と「後の先」というようなあり方が言われます。
「先の先」、機先を制するといいますか、相手が動くや否や押さえる、瞑想でいうと聴こえた瞬間に「音」とラベリングして止めるとかでしょうが、この瞑想はそういうやり方ではないんです。
なにか音を聞いたり、心に何かがおきても、「何でもどうぞ」。
起きたらそれにきちんと対応してゆく。
向うから仕掛けてきて、技をかけようとしてもそれを「OK」と受け止めて、コロン!と転がしてしまえば勝ちです。
横綱相撲のようなあり方がこの瞑想なんです。
出てきたものに繰り返し対応することで、心のからくりがよく分かって、見えてくる。
何が起きてもそれを素材として成長してゆける瞑想ですので、起きてくることを怖がらずに受け止めて気付いていってください。

(続きます)

生きとし生けるものが幸せでありますように。
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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
2012年から仏教を学び、ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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