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アチャン・ニャーナラトーの日帰りリトリート11

(続きです)

सब्बे संखारा अनिच्चा, sabbe saṅkhārā aniccāサッベー・サンカーラ・アニッチャー【パーリ語】
「すべてのものは移ろいゆく」

こうして座って自分と触れあっていると、いろんなことが生じては消えてゆきます。
善いこと、悪いこと、立派なこと、ささいなこと、過去、未来、困難なこと、簡単なこと、明白なこと、そうでないこと、個人的なこと、世界のこと、……
ちょうど電車が駅にくるように、生じては滅し来ては去る。
日本語の「諸行無常」にはどこか哀しげな印象がありますが、それにとらわれずにごく客観的な、もののあり方の説明として理解してください。

絶望的な洞窟の中にいても、そのときの心に付き合えるトレーニングです。
すごい電車、どうにもできない電車がきてしまったときも、Doing Nothing、離れる、止める、ゆるめる…は可能です。
電車は大切です。
でもそれが100%になってしまうと、それが思うようにいかない時、何も残らなくなってしまう。

瞑想で習っているのは、それとは別のあり方。
それは新しい電車を作ることでも、電車について何かすることでもなく、立ち位置を変えること。
その事によって決定的に違います。

Doing Nothing.
逃げるとか抑圧するとか無視するのではなく、止まる・離れる・ゆるめる・掴むことをやめる・このままでよい、ということの徹底。
このままで「よい」というのは、当否・判断ではなく、それを離れることによって得られるあり方のことです。

*****

歩く瞑想は、普段の生活との接点として非常に有効なものです。
座っている状態は、ある意味特別です。座っているだけでは私たちは生きていけませんね?
普段は、たいてい何かに関わっている。歩く瞑想は周りを見て、足を動かして進む、そういう意味で心がアクティブにならざるをえません。
今から公園に行って歩く瞑想をしますが、そこにはいろんな人がいて、普通の週末がある。
そこにいて、静かな心で、Noble Silenceを保っている。

(続きます)

生きとし生けるものが幸せでありますように。
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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
女性。
ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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