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『手ばなす技術 心の壁を超える57のルール』

伊藤守『手ばなす技術 心の壁を超える57のルール』講談社

手ばなす技術

以前『暮しの手帖』に掲載されたエッセイを紹介した著者による自己啓発本。
著者紹介は省略します。

あのエッセイの引用元を全部読んだ人にはわかっていただけるかもしれないのだが、私、微妙にこの人の論理展開と肌が合わない所を感じる。
それは正誤とか善悪とかでは全くなくて、好みの問題。
自分が心の中にあらかじめ持っている落としどころに着地してくれない、そんな感じがある。
でも、話題の選び方やアプローチの仕方には興味を感じる。
そういう「すっきりいかない感じ」を著者はわざと狙っているのかもしれない。

共感する部分を引用しておこう。

「成長のスイッチ」は動くことによって入るから、まず動ける状態にするために未完了のものを完了させること、という趣旨説明があった後にいくつかの分野にわけて「完了チェックリスト」が提示されている。
これ、完璧にできてる人がいたら流石というレベルだが、その中でおっと思ったのが
「駅や道路など外で偶然出会って、気まずい人はいない」。
どうです?なかなかハードルが高いと思いませんか。
しかしこの「未完了」を「完了」させるべきという助言は、もっともだと思う。

「嘘をついていると、その嘘がばれてしまわないかどうか、いつもチェックしていなければならない。今自分の言っていることに矛盾はないか?相手は感づいていないか?そのことにずいぶんエネルギーを使うことになります。一つ嘘をついてい入るだけで、ずいぶん負荷がかかることになります。それだけで、私たちの機能は低下します。嘘は一つの未完了なのです。
もちろん嘘だけでなく、未完了をいくつも抱えていると、帳尻を合わせるために、無意識でチェックが働きます。未完了と言われるものは、たいてい否定的な感情を呼び起こしたり、刺激したりします。
とっても楽しいときに、不意にさめてしまうことがあります。理由の一つは、あなたが抱え込んでいる未完了からの刺激です。」(p28)

最後の一文、怪談みたいにぞっとするのは私だけでしょうか。

生きとし生けるものが幸せでありますように。
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しの2012

Author:しの2012
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ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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