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記事一覧

プラユキ師の向春の一日リトリートレポート8

(続きです)自分の心への対応と他人に対する対応は同じです。でも、いろんな人がいるから、その場のその人に合わせていかなくちゃいけない。ブッダは対機説法、「応病与薬」したといわれています。病気に応じて、それに合った薬を与えるように、その人にあった説法をしたんです。苦しんでいるその人に応じた方便によって救う。時には応急処置も必要で、一旦楽にしてから本質的な救いを与えてゆくというやり方もありました。「今、こ...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート7

(続きです)心を受けとめて観察すると心が静かになり、落ち着きますから、そこから良い方向に向けてゆくことができます。これは自分の心への対応ですが、これ、イライラする他人への対応としても応用できるんですよ。「今ここ」で気づいてゆくことで、コミュニケーションのいろんな工夫ができるんです。「【質問】自分を受容できるようになりたいです。そして周囲の人(家族や子供)も受容できるようになりたいです。」これもいい質問...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート6

(続きです)3番目は受容。これは信頼とセットになりますね。「何が起きてもOK」といっていても、対応できなければ起きてきたことに巻き込まれて、溺れてしまいます。だからバリアを張ったり壁を作ったりしなきゃいけなくなってしまう。これらは生き残るためにやってきたことだけれど、今は瞑想で培えるものがある。それが受容力、受け止める力です。「何が起きてもOK」の「何が」は外からの刺激であり、内側の反応(イライラや...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート5

(続きです)この質問は瞑想とも関連していますね。私も緊張が強かったんですが、昔よりずっとリラックスできるようになりました。そうするためのポイントをいくつかあげていきましょう。まずは善友。よき友ですね。人は生い立ちの中で、自分の発言や行動に良い反応が返ってこなくて不安になったり、考え込んだ経験があると緊張しがちです。安心できる、自分を受けとめてもらえる環境があるといいんです。良い友人、志を持って学んで...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート4

(続きです)ブッダは、苦の根本的な原因は「無明」だよと言っています。明かりがない、暗くて見えない、よく分かっていないから起きてくる。対処の仕方が分からないから、ついついそれまでのやり方に依存して反応すると、よくない結果がでる。「無明」の他に「渇愛」「執着」も原因です。あるいは「貪瞋痴」とも言いかえられますが、この三つを消してゆくのが修行になります。そのあたり、具体的な質問と照らし合わせながらやってい...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート3

(続きです)苦には原因があるよというのが集諦=因です。因の果が「苦」。苦(苦諦=観)には見えないところにいつでも原因があるよ(集諦=断)、そして苦のない状態(滅諦=証)にしてゆけるし、そのための方法がある(道諦=修)。これが四聖諦です。この図式が分かってないとがむしゃらにやっても解決はしない。ブッダが示した方法に拠ってゆくことで、解決してゆきます。間違っていると、苦と集の間でグルグル回るだけで、流転し...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート2

(続きです)もう一つは、世界がいかにあるかが分かったときに、「わたしたちはいかに生きるべきか?」ということです。自分自身の心と体を観察して縁起を理解した時、どう生きるのか。人として世を善く生きることとは、慈悲を培うことといえますし、私がよく言う「抜苦与楽」とも言えます。抜苦与楽は自他共に進めてゆくのが大切で、一切衆生がみんな苦しみを減じてゆく生き方を現実世界でやっていこう、そういう軸を持っていればう...

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プラユキ師の向春の一日リトリートレポート1

2019年2月11日、建国記念の日に北区 滝野川会館にてプラユキ・ナラテボー師の一日リトリート(瞑想会)が行われ、参加してきました。この会館は薔薇と洋館の美しさで知られる旧古川庭園の目の前です。お庭を歩く瞑想も企画されていたのですが、当日は雪のちらつく厳しいお天気になり、そちらは中止されました。今回は少々お手伝いをさせていただけることになって、少し早めに会場に向かいました。雪でお地蔵様も寒そう。会場についた...

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『大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか』

佐々木閑『大乗仏教 ブッダの教えはどこへ向かうのか』NHK出版新書572このブログではもう何度もとりあげている佐々木閑氏であるが、これは2019年1月の新刊。「日本の仏教には、どうしてたくさんの宗派があるのですか?」という質問から始まった社会人学生との対話という形式をとって、仏教成立史をすっきりと説明している好著。ブッダが説いた元型に近いものを「釈迦の仏教」とし、それが時代が下り、遠方に流布し、社会の状況...

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2月の自宅リトリート

2月は月初に一日瞑想をした。1月末に8時間やってみて(やっぱりある程度長時間やった方がいいよ)という意欲がわいた。おお、すごいね、しのちゃん、やる気だね。タンハーじゃなくてチャンダだね!起きたら10時だった。何だろう、このお約束の出オチ。気を取り直して5時まで7時間やることにした。「前回手ごたえを感じたから頑張るぞ!」このブログをお読みになっている瞑想者の皆様ならご存知の通り、この意識は「俺、この戦争が終...

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プロフィール

しの2012

Author:しの2012
女性。
ヴィパッサナー瞑想に取り組んでいます。

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